クアバ ディヴィノス(CUABA)

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評価:【A】
価格:1200円/本
時間:45分
分類:プレミアムシガー
生産:キューバ
サイズ:長さ:101mm 太さ:17mm
加湿:店舗で加湿管理

■見た目
クアバは1996年にロンドンで発表された、コイーバ以来の新ブランド。
この独特なシェイプはダブルフィギュラドというシェイプで、19世紀後半~20世紀初頭にかけてイギリスで親しまれた伝統のシェイプだそうな。
ハバノスS.A.社が21世紀目前にその伝統のシェイプを復活させた、という事らしい。
つまりは、物理的形状により「細⇒太⇒徐々に細」という燃焼過程を形成し、通常の葉巻では「弱⇒徐々に強」と変化してゆく味わいを、その逆の「強⇒徐々に弱」となるようにコントロールをする意図を持ったシェイプなのだろう。
そういう意味でも楽しみである。

色はオーソドックスな茶色。
表面は丁寧な巻きで、美しい。
触れるとふわふわと柔らかい。
香りは、辛子のような刺激的な香りが香るが、その奥には木系の落ち着いた香りもある。
コイーバシグロ1よりも更に小さいサイズだが、香りには力を感じる。

着火、22:26。

■序盤
着火直後は端が尖っている為に火種が小さく、揮発性油のようなツンとした風味が乗った木系の風味が極めて小さく届く。
やがて最大径へと急速に向かうにつれて、ツンとした揮発油系の風味はスパイス感覚へと変わる。
最大径に到達すふと、そのスパイス感覚を中心とし、木系の旨味が追いかける味わいとなる。
辛味も少々出ている模様だが、これは旨いと言って差し支えないバランス。
しかし、中々にしっかりと強い味わいで、驚く。
最大径を過ぎるあたりは中盤に記す。
吸い込みは若干硬いが良好に近い程度。
灰の色はほぼ白。

■中盤
最大径を過ぎると、スパイス感覚中心で木系の旨味が追いかける展開のうち、木系が大分追いついてきて、落ち着いた印象が出てくる。
これは面白い。
味わいとしてのピークは序盤の最大径の位置にあるらしい。
中盤では徐々に径が細くなってゆくが、味わいはドンドン落ち着いてくる。
具体的には、最大径の位置のピークでは、スパイス感覚を主役とし、他の葉巻では最後に感じるようなビシバシと荒く伝えてくる味わい。
そこから径が細くなるにつれて、旨味が追いついてきて、スパイス感覚が後退し、芳香の質も上がってくるような印象。
伝わりにくいだろうが、分かりやすく言えば、普段の葉巻のようにドンドン盛り上がりつつ絶頂へと向かう感覚とは真逆で、まるで時間を巻き戻しながら絶頂から落ち着く方向へ吸っているようだ。

■終盤
径は更に細くなり、スパイス感覚と木系の旨味がほぼ同じ大きさとなった落ち着きある旨さ。
成る程、径により意図的にコントロールされた味わいは、普通のシェイプの葉巻とは特徴が逆で、とても面白い。
終盤は長さが短くなるのでフィルター効果が減り、味わいにコク感覚やダイレクト感覚が出てくるが、それらが出てくる分をシェイプが径を細くする事により軽くなるよう調節している。
従って、コク感覚が増して、スパイス感覚や木系の旨味にダイレクト感覚を感じるように変化してくるが、径が細くなる事でそれらの印象はさほど増してこないような感じ。
最も細くなる最後にはスパイス感覚を木系が完全に追い越し、柔らかい木系の旨味を堪能できる。
最終盤が最も体力を必要とせず、最も落ち着いた味わいになる葉巻は大変面白くて珍しい。

■後味
23:10、喫い終わる。
後味はおとなしい木系の旨味。
豊かで旨い後味なので、暫くは余韻を楽しみたい。
口直しは必要ないだろう。


■評価:【A】
(独特なシェイプが作り出す、逆再生的な味わい)
とにかく面白い。
序盤の最大径で味わいの強さのピークを迎え、中々にしっかりとしたスパイス感覚を中心とし、木系の旨味が追いかける展開の味わいを楽しめる。
そこから中盤、終盤ではドンドン径が細くなり、スパイス感覚を木系が追い越し、やがて落ち着きある安定してマイルドな旨い味わいへと変化する。
つまりは落ち着いた味わいから徐々に週番の強さあるピークに向かう通常の葉巻とは逆再生的な特徴。
ピークから徐々に落ち着きある味わいへと向かうので、最後には旨さを適切に味わえる。
終盤に体力を必要とせず、疲れていても最後まで余裕で楽しめるだろう。
面白いので、是非試してほしい。
ただ、味わいはスパイス傾向が強すぎるか?



■購入
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クアバ ディヴィノス (ディビノス) [キューバ産]
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